A邸
東京/2023

「スキップスキップ」


成長をテーマに設計した小児歯科医院の増築計画である。当初は医院の増築も検討されたが、今回は院長の住宅を増築することになった。
院長の希望は明快であり「間仕切りのない開放的な住宅にしたい」という要望であった。


そこで、趣味部屋やリビング、ダイニング、キッチンなど生活に必要な部屋を間仕切りを作らず、段差によって分けていくスキップフロア形式を提案した。


実際には入口を入ると、ホールがあり、階段を上ると暖炉のある部屋があり、さらに階段をのぼるとリビングに入り、そこから階段を上ってダイニングキッチンがあり、そこからさらに上階に寝室を設けた。また、趣味部屋はリビングの下の隙間におさまっており、クローゼットはダイニングキッチンの下に収まっている。


キッチンに立つと空間全てが見渡せ、屋上の空も視界に入り、開放的な空間を楽しむことが出来る。


私はここで、毎日リフレッシュして欲しいと考える。

デザイナー：吉田昌弘・石井嘉恵
写真撮影：宮本 啓介

竣工　2023年
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設計期間　-
工事期間　-
延べ床面積　-
施工会社　-