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ホットマン有明ガーデン

東京/2020


「タオル」

ホットマンは創業150年以上の老舗タオルメーカである。人がこの世に生を受けてから生涯を終えるまで、タオルは常に人の傍にあり続けることから、「人の生活と共にあるタオルを通して、日常の中で心身共に豊かさを感じて欲しい」という創業時からの想いを変わらず持ち続けているブランドである。そして、その想いを実現するために「一貫生産」「製販一貫」という独自の仕組みと製法を磨き上げ、全国に70店舗以上の直営店を展開している。

ホットマンのタオルは吸水率が非常に高く(1秒タオル)また、非常に丈夫で親子2代に渡って使用されることもある。

そこで、今回ホットマンの店舗を設計するにあたって、タオルが持つ本来の魅力を伝えることをテーマに設計した。

実際には、タオルをテナント境界の壁のようにディスプレーし、そこに伝えたいメッセージを言葉にのせて展示した。さらには、実際に何度も洗った後のタオルを並べることによって、時間の経過も表現した。

また、吸水性を体験してもらう為に、受付には手洗い器を設置し、購入前に実体験をしてもらうシーンを設けた。

私はここで、ホットマンのタオルの魅力に気付いてもらい、生涯のお付き合いが始まることを望む。


デザイナー:吉田昌弘・深海多絵
写真撮影:宮本 啓介




竣工 2020年4月
住所 東京都江東区有明2丁目1−8 ガーデン 4階
設計期間 2018.11.30-2019.4.30
工事期間 2020.3.31-2020.4.10
延べ床面積 62.48㎡
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