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kissa nanaha
東京 / 2020

「しつらい」

元来、日本人は客人を迎える時に、夏と冬でふすまの表裏を入れ替えたり、その時期にふさわしい掛け軸や花、道具をしつらえる事によって季節感をうまく空間に取り入れてきた。

しかし、西洋文化を取り入れた現代では、空間に用途を与え固定化される事によって、効率化され、それに付随してマテリアルも固定されてきた。

そこで、今回は着せ替えできる空間を作る事によって、店舗が季節によって「しつらい」を自由に変えることが出来ないかと考えデザインを施した。

実際には、壁をフック式の鎧張りにし、そこに掛ける杉材を表と裏で違う色味に染色する事によって、モルタルと白木と濃茶という3種類の壁材を生み出した。
また、机の天板も表と裏で違う色味に染色し、ひっくり返せるようにデザインし、その中央に埋め込んでいるドライフラワー入りのガラスも季節によって異なる花のデザインとした。
さらに、クッションも表と裏で異なる材料を使用して一枚に縫製し、ペンダント照明も季節によって異なる球に取り替えるように設計した。

私はこの試みによって、店主と客人の距離が縮まり、空間によっても「おもてなし」が伝わる事を望む。



デザイナー:吉田昌弘・深海多絵
写真撮影:宮本 啓介



竣工 ○年○月
住所
設計期間 ○.○.○.-○.○.○.
工事期間 ○.○.○.-○.○.○.
床面積
施工会社