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カーテンのない家
東京 / 2011

敷地は一面だけ道路に面した、戸建住宅と共同住宅に挟まれた、細長い敷地である。

通常、高密度に住宅が密集している東京の住宅では、全面道路以外に設けられた窓は、作ったとしても閉め切った状態での使用となり機能しない。

そこで、今回は建物にスリットを入れ、そこに開口を設ける事によって、つねに使用可能な開口になるように設計した。
また、その開口部に、正面から見た時は透明で、斜めより見ると不透明になる特殊なシートを貼る事によって、外部からの視線を遮断し、内部空間同士をつなぐ機能を持たせた。

私は、この設計によってLDKでもなく、ワンルームでもない、空間のつなぎ方を提案する。


写真撮影:宮本 啓介




竣工 2011年2月
住所 東京都
工事期間 -
延べ床面積 69.02㎡
施工会社 -