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七叶和茶 南京東路店
上海(中華人民共和国) / 2013

「目地」

株式会社七葉は「抹茶」という切り口から、「新しい日本のカタチ」を世界に発信している会社である。
良質の抹茶を、抹茶ラテなど現代的にアレンジしたメニューで提供している。
そして、その店内に求められる空間は「和風」ではなく「現代の茶室」である。
それは、オーナーの言葉を借りれば"日本に昔からある茶文化を現代的な解釈で楽しめる店"をつくりたいという思いの表れである。

  中国では、古来からの椅子座の文化により、茶は椅子に座って飲むものとして親しまれてきた。
一方、日本は古来より床座の文化であった。
茶の文化が中国から日本に伝わり、やがてその床座の文化の中で「茶道」が大成された。

  ここでは、床座と椅子座、日本と中国の文化を融合することで、中国におけるナナズグリーンティの「現代の茶室」とすることを考えた。

  まず中央部には床をそのまま隆起させることで、床座の空間を創り出した。
日本の畳に対する中国における床座空間を表現するため、素材は石を使用している。
そして周囲には、椅子座の席を配置し、平面空間内に椅子座と床座が融合した空間を創り出した。

  さらにここでは二つの文化の融合するための、目地を活用した。
目地とは、:「部材と部材のあいだを取り合わせる」又は「隙間を埋める」機能をはたす:役割がある。
そこで、中央床座部分から空間周囲に広がっていく「光の目地」により、二つの異なる文化の融合を空間内に表現することを考えた。

写真撮影 宮本 啓介


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住宅インテリア究極ガイド 2017