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nana's green tea 横浜ジョイナス店
神奈川 / 2012

「水墨画」

株式会社七葉は「抹茶」という切り口から、「新しい日本のカタチ」を世界に発信している会社である。
良質の抹茶を、抹茶ラテなど現代的にアレンジしたメニューで提供している。
そして、その店内に求められる空間は「和風」ではなく「現代の茶室」である。
それは、オーナーの言葉を借りれば"日本に昔からある茶文化を現代的な解釈で楽しめる店"をつくりたいという思いの表れである。

茶の湯の境地を「わび・さびの世界」と呼ぶことがある。
「わび・さび」の美意識とは「もの静かでどことなく寂しげな境地」であり、「色彩感を否定したような枯淡な趣き」である。

色を用いず、墨の濃淡や筆圧だけで表現する水墨画のような「色彩感の無いあいまいさ」は、飾り気が無く、清楚で簡素的であり、見る者に無限の美を想像させる。
このような「色彩感の無いあいまいさ」こそ、「わび・さび」の概念といえる。

そこで、nana's green tea横浜ジョイナス店では、現代の茶室から「わび・さび」(水墨画)の世界へ変化していく様を表現する。

実際には、空間にランダムに配置された竹の色を緑から黒(水墨画の世界)へ変化させ、お客様が立っている時は水墨画の世界を歩き、座ると色のある現代の茶室に戻ることが出来る空間構成とした。

写真撮影 宮本 啓介




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WORK shop (中国) Issue 10
Japan Interior「KAZARU」Equal Books (韓国) 2013年5月号