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七叶和茶 美羅城
上海(中華人民共和国) / 2010

「行灯と提灯」

株式会社七葉は「抹茶」という切り口から、「新しい日本のカタチ」を世界に発信している会社である。
良質の抹茶を、抹茶ラテなど現代的にアレンジしたメニューで提供している。
そして、その店内に求められる空間は「和風」ではなく「現代の茶室」である。
それは、オーナーの言葉を借りれば"日本に昔からある茶文化を現代的な解釈で楽しめる店"をつくりたいという思いの表れである。

今回は、中国への出店ということで、中国と日本の文化の融合をテーマに設計した。
それは、「アジアの茶室」を作る試みである。
中国では、お茶を椅子で座って楽しみ、日本では茶道の発展に伴って、床に座って楽しむ形式が発達した。
また、照明器具においても、中国語から伝わった提灯が、日本では和紙を使う事によって、提灯と行灯とがそれぞれ異なる進化を遂げた。
中国語では、「灯籠」(タンロン)と呼ばれ、提灯と行灯の両方を含んだ言葉となっている。

そこで、私は中国から伝わった「提灯」と日本独自の進化を遂げた「行灯」の文化の融合を空間で表現した。
実際には、空間に必要な間仕切りを上下で分割し、天井に付随する部分を「提灯」、床に付随する部分を「行灯」に見立てて設計した。

写真撮影 宮本 啓介


< PRESS >
繁盛店づくりのプロフェッショナル 2013年10月号
ASIA PACIFIC TEA HOUSE (中国) 2011年10月号
TIMES SPACE/時代空間 (中国) 2011年7月号
商店建築 2011年4月号

< AWARDS >
2011 - JCDデザインアワード 2011 100選