右門 ルミネ川越店
埼玉 / 2019

「層」

川越の街並みにおいて特筆されるものの一つに蔵造りがある。

蔵造りとは、類焼を防ぐための巧妙な耐火建築物で、江戸の町家様式として発達したもので、その外観は漆喰と板張りの「層」となっている。

「右門」の代表的な商品である「いも恋」は皮と中の餡と蒸かしたさつまいもが「層」になって豊かな味わいを生んでいる。

そこで、「右門　川越駅前店」では、建築の層とブランドの「層」の重なりを様々な手法を用いた左官で表現することを試みる。

（左官仕上げ：ミーティア・グラディウス・トラバーチン・ビードロ / AICA）

デザイナー：吉田昌弘・深海多絵・田丸明日香
写真撮影：宮本 啓介

竣工　2019年9月
住所　埼玉県川越市脇田本町 39−19
設計期間　2019.2-2019.7
工事期間　2019.8-2019.9
延べ床面積　29.61㎡
施工会社　-